7月26日(火)城西地域コミュニティーセンターにて、栄養教室を開催しました。
外来通院中・入院中の患者様、及びそのご家族の方が対象で、5名の方が参加されました。
テーマは、「脱水予防について」
脱水での外来・入院患者さんが増えてきている中、
「予防」についてのお話を調理実習を含めて説明しました
高齢者は脱水になりやすい
・腎臓の機能低下の為、老廃物を排泄する為多くの水分(尿)が必要となり、
水分が失われやすい。
・食欲不振により水分摂取量が減っている。
・誤嚥・失禁を恐れて水分摂取量を控えている。
・のどの渇きが感じにくくなっている。
水だけの補給は悪循環
・脱水症状になりかけている時には、水分と塩分(電解質)が失われている為、
電解質が入っていない水分を摂ると利尿作用が促され、脱水症状が改善されない。
脱水の予防と改善
・食事をきちんととる。
・こまめに水分をとる。
・寝る前後、入浴する前後、運動する前、運動中、運動した後、飲酒後は必ず水分をとる。
・脱水症状の時は水分と塩分、糖分を一緒にとる。(糖分のとりすぎに注意)
脱水は治療よりも予防が大切
・脱水時におすすめの経口補水液(ORS)の作り方
【作り方】
①トマトジュース(無塩)…300ml
②水…700ml
③塩…3g(小さじ1/2杯)
④砂糖…40g(大さじ4と1/2杯)
①~④をかき混ぜてできあがり
実際にみんなで作ってみました
市販の物では「OS-1」や「アクアソリタ」などもありますので、
買い置きしておくのも良いかと思います
そして、調理実習では、水分や塩分やカリウムを補給しやすく、
食欲不振時にも食べやすい食事を作りました
メニューは・・・
七夕そうめん
なすとひき肉のカレー炒め
おくらのオカカ和え
すいか
参加者の皆様からは、簡単に作れて美味しかったの声が聞かれました
本日の合計カロリーは485kcal、蛋白質18.6g、塩分4.2gでした
みなさんも栄養をしっかりとって、脱水症状には十分注意しながら、楽しく夏を過ごしましょう